行動がすべて
アセンション関係のブログや書籍を読み漁って色んなことを「わかったつもり」になっていても、その内容を実生活の中で実行へ移さなければ人生は変わりません。
頭の中だけで理屈を理解するだけなら誰にでもできます。しかし、理解した理屈を実生活の中で実践する段になると、「えっ、そんなことできない」となる人が98%です。
例えば、本当は付き合いたくない人たちと嫌々我慢して付き合っている人は、意を決してその人たちと「付き合わない」ことを行動に起こさなくては変化は起こりません。「行動を起こす」とは、「誘われても断ること」とか、「話しかけられても答えないこと」とか、「メッセージに返信しないこと」とか、時によっては「絶縁宣言をして縁を切る」ことなどを意味します。
もしもそれはできないというのであれば、「なぜできないのか?」を真剣に自問自答しなくてはなりません。
大方の人はここで「相手を傷つけたくない」と仰いますが、それは欺瞞というものです。本当の理由は、そういうことをして「相手から悪く思われたくない」だけ。保身したいだけなのです。
そのことを真正面から見据えた上で、「だから私は我慢してでも付き合うことを選ぶ」と決めるか、それとも「縁を切ること」を実践するか、二つに一つです。
どちらを選ぶにしても内面がしっかりと一致していれば問題ないのです。問題は、自分で自分に嘘をついていたり、問題を見て見ぬフリをして欺瞞を続けていることです。
自己有力感を得る

一度行動を起こし始めて「自分の本当の力」を発揮すると、今まで感じたことのない「気持ち良さ」を感じている自分に気づくことでしょう。
この「気持ち良さ」は、自己有力感と呼ばれるものです。自分を労わり尊重し大切にできる人だけが味わうことができる感覚です。
「私は私を大切に扱う」と決めてその通りに行動すれば、自己有力感はどんどん増していきます。「ちゃんと自分を守れている、大切にできている」という感覚が、自信となって蓄積されていきます。しばらくすると、蓄積された自信がその人の存在全体に漲り始めます。
すると人生が変わります。
私の母は負の女性性を沢山持った人で、気の強い親類にキツク当たられても何も言い返せず、後で一人泣くような人でした。70歳もいくつか超えたある日、同じようなことを繰り返している姿を目撃した私が業を煮やし、「いい加減にしな。言いたいことがあるなら、言い返しな」と喝を入れました。
「次にそんなことを言われたら、「〇子さん、そんなこと言ってもらっては困ります。もう言わないでくださいね」って言い返すんだよ」と入れ知恵しました。それから数日後、親類と話をしている最中に、母は私に言われた通りに実行しました。
効果はてきめんでした。
結婚して以来初めて相手を黙らせた母は、「初めて〇子さんを黙らせたよ!」と顔を輝かせました。握りしめたこぶしには力が漲っていました。
これが自己有力感です。
「舐めてもらっては困りますよ」とハッキリと相手に言い渡したことで、今まで我慢する一辺倒だった自分が、ほんの少し力を取り戻したのです。
男性性の力を発揮する

自己有力感を得られる人は、しっかりと男性性が機能している人です。
私は以前から書いているように女性性よりも男性性の方が強い人です。ただ、見た目が必ずしもそうではないので、若い頃から今に至るまで、無意識のうちに私を見下して接してくる(命知らずな)男性が後を絶ちません。
以前、私に対して聞かれてもいないアドバイスをしたり説教をしたりする不動産会社の担当者がいました。典型的な日本人の男性です。
私はしばらく後にその人に向かって、「あなたの態度に不快感を覚えるので、担当者を変えてください」と言い渡しました。
それから私の担当になってくれた人たちは、私に対してとても紳士的な振る舞いをしてくださっています。
自分を敬い大切に扱う

誰も私に簡単には近寄れない。
けれどもしあなたに「意志」があるなら、私にここにいる。
Anonymous
私たちは、「自分がどう扱われたいのか」を相手に知らせる必要があります。「私はこのように扱われたいです」と、色に表すことです。
私は自分の世界に入れる人を厳選しています。誰でも私の世界に入れるわけではないのです。
不動産会社のように、こちらが「お世話になっている」相手であっても変わりません。「お世話になっている」からといって、ぞんざいに扱われたり、舐められたりしてもいいという理屈は通らないからです。
それとこれとは話が別。
仕事上でも同じです。私は「面倒くさい人」をクライアントとして取りたくありません。ある程度自立していて、節度を保ったプロフェッショナルな関係を築ける人だけをお引き受けしています。
付き合う相手を厳選することは、自分に対する敬意です。
もしも今あなたの周りに、あなたをぞんざいに扱ったり、大切にしようとしなかったり、舐めた態度を取ったり、嘘をついたり、支配しようとしたり、思い通りに操作しようとする人たちがいるのであれば、こう自問してください。
「私はなぜ、あの人と付き合っているのだろうか?」
答えは自分の中にあります。
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