健全な自尊心と自己価値感を持っている人は、外見にそれが反映されます。
「外見では人はわからない」と思われるかもしれませんが、その人が健全な自我を持っているかどうかは、ある程度「見た目」から判断できるものなのです。
身支度
健全な自尊心と自己価値感の高さを持っている人は、いつも身綺麗にしています。
高価な服や持ち物やブランド品を身に着けているという意味ではありません(そうであってもいいのですが)。たとえ量販店で数百円で購入した物でも、丁寧に着て清潔感のある身支度をしているという意味です。
肌と髪の手入れをし、こざっぱりと外見を整えているものです。
自尊心や自己価値感が低い人は外見を気にしない傾向があります。髪やひげが伸びきって乱雑になっていても、清潔感のない身なりをしていても、気になりません。持ち物が手垢にまみれてくたびれても、いつまででも使っていたりします。
劣等感やコンプレックスが強い人は、「自分以外の誰か」になろうとする傾向が強く、芸能人や架空の人物を真似たファッションに傾倒したり、自分に自信を持つためや虚栄心を満たすためにブランド品で身を固めたりします。
住む場所

住む場所も同様です。
健全な自尊心と自己価値感がある人は、高級マンションや一軒家に住んでいるという意味ではありません。たとえ安い賃貸アパートや市営住宅であっても、「自分らしく」整えて生活しているという意味です。
家の中を整理整頓して清潔に保ち、ちょっとした写真や植物を飾ったりして快適に暮らせるように工夫しています。自分を大切に扱っているので、手間暇を惜しまずに注ぐのです。
そういう人は、たとえ人生の一時期を安い賃貸アパートや市営住宅で過ごしたとしても、いずれ内面の波動の高さに見合った住居へと移っていきます。
逆に、自尊心や自己価値感が低い人は、部屋が乱雑で不潔になっても気になりません。ゴミや不要物で部屋が溢れかえっているのは、内面に深刻な不具合があるサインです。
極度の劣等感から見栄やプライドというエゴで武装しているケースでは、見栄えの良い家に住むことにこだわったり、華美な調度品にこだわったりします。もちろんそういうものがあってもいいのですが、そればかりにとらわれすぎる場合、健全な自我の現れとは言えません。
職場
自尊心と自己価値感が低い人は、とかくブラックな職場で働きがちです。健全な感覚の持ち主であればとうてい耐えられないような劣悪な環境でも、「そういうもの」と思い込んでいるために、自分の心身の健やかさを犠牲にしてまで有害な環境に留まり続けるのです。
健全な自尊心と自己価値感の高さの持ち主であれば、劣悪な職場には長くとどまらずにすぐに辞めていきますし、そもそもそのような職場を選んで働きたいとは思わないものです。
社会的ステータスや職位にアイデンティティを求める人は、会社名や役職にこだわります。自分らしく働けるということよりも、世間からどう見られるかが職場を選ぶ基準となっているのです。
付き合う人たち

自分が好んで付き合う人たちは、自分と同等の自尊心と自己価値感の高さを持った人たちです。
健全な自尊心と自己価値感の高さを持っている人なら必然的に同等のものを持った人たちと波長が合いますし、自尊心と自己価値感が低い人は、必然的に同じような人たちと惹かれ合います。
波長が合わない者同士は違和感を覚えるはずです。
自尊心と自己価値感が低い人の周りには、ナルシシストやサイコパスが引き寄せられてきます。健全な自尊心と自己価値感を持っている人はナルシシストやサイコパスとは波長が合いませんから距離を置きますし、そもそも付き合いたいとは思いません。
私たち人間は、人生を通して常に成長を続けています。身の回りの環境や付き合う人たちも、時と共に変化していくものです。
アセンションのプロセスに入ると、環境が数年置きに変わることを経験します。「今」自分にとって必要な環境が必然的にもたらされます。その環境をつぶさに観察すると、今自分が取り組む必要がある課題が見えてきます。
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