意識的に生きるとは

「意識の覚醒」、「意識の拡大」、「意識的に生きる」など言われます。これらの表現が具体的には一体何を意味するのかよくわからないというご相談もよく受けるのです。

そこでこの記事では、曖昧な表現に対して具体例を挙げながら解説していきます。

意識の覚醒

文字通り、意識が目覚めている状態

反対語は「無意識」です。無意識とは別の言葉で言えば「自覚がない」「認識がない」状態です。

自分には無責任なところがある。けれど、それに対して自覚がない、認識がない。他者から「あなたは無責任ですね」などと指摘されようものならピンと来ずにムっとしてしまう状態です。分裂した内面を外の世界へ投影し、無責任な他者を見ると「許せない」と反応します。

意識が覚醒してくると、「おや?もしかして、自分には無責任なところがあるのか?」と、遅ればせながら自覚が芽生え始めます。今まで無意識で生きてきたために自覚がありませんでしたが、「どうやら自分には無責任なところがあるらしい」と改めて気づいたり認識したりして恥ずかしさや居たたまれなさを感じ始めます。

意識が完全に覚醒すると、自分の無責任な部分もまっすぐに向き合い受け入れることができ始めます。自分のあらゆる部分に意識の光が当たり、「すべて自分である」と認識しているため、人格に全体性が出てきます。

自分を受け入れることができているため、自分と同じ部分を持った他者をも受け入れることができ始めます。

意識の拡大

自分には無責任なところなどない、と思い込んでいるとき、自分の一部だけを認識し、その他の部分は認識できていない(無意識)の状態です。

意識が拡大するとは、「自分について認識できる部分が増える」という意味

今まで、自分は責任感が強く無責任なところなどないと思い込んでいたけれども(意識狭窄の状態)、意識が拡大して「無責任な部分」にも光が当たると、それも自分の一部として統合できるように変化していきます。

それが意識の拡大と呼ばれる現象です。

意識的に生きる

どういう訳だか、他者の顔色を伺うことを止められない、忖度することを止められない、相手に対してNo.と言えない・・・。自分の行動に対して「理由もわからず〇〇せずにはいられない」のが無意識の状態です。

意識が覚醒し、意識の拡大が進むにつれ、今まで意識できなかった自分の要素を統合することができ始めます。

意識的に生きるとは、〇〇せずにはいられなかった言動パターンから解放され、「意識的にどう言動するのかを選べる」状態で生きることを指す

無意識の言動パターンは、幼少期における心的トラウマや養育者との関係によって形成されています。自分に害を及ぼす言動パターンが形成された要因の部分を解明すれば、言動パターンは瓦解します。

すると、他者の顔色を伺う・忖度することを止めて、自分はどうしたいかを基準に行動することを選ぶ、嫌なことは嫌と言うことを選ぶ等、自分の行動を自分で選べるように変化していきます。

選択を変える

私は無意識で生きていた頃、無知故にさまざまな行動をとっていました。動物がどのような扱いを受けているかを知らず、革製品が好きだったので革製品ばかりを買っていました。

過去数年のうちに様々な意識の変容を通過し、新しく得た情報もあり、今では革製品を買わない選択ができるように意識が変化してきました。革製品を買わなくても、満たされた生活を送れることを知ったのです。

無知だった頃の自分の行動を責めても始まりません。

ですが、今は意識的に新しい選択ができます。今は敢えて革製品を買うことは選ばない生き方にシフトしたのです。

他の人が革製品を買うことを咎めたり責めたりはしません。彼らはまだ無意識なだけなのです。かつての自分もそうだったように。

ただ、今の私は無知だった頃と同じ選択はしないだけです。意識的に生きると決め、その通りに生きたいだけなのです。


アセンションのプロセスで通過していく意識のシフトは、決して一晩で起こるようなものではありません。何年、何十年とかけて進行していくプロセスなのです。

今の私は、5年前の私と同一人物とは思えないくらいに変化しました。一晩ではわからなくても、何年も経って振り返った時に、自分が歩いてきた道の長さを知るのです。

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