オールドソウルは他者とは違う自分だけの個性を存分に開花させ、それを貫いて生きていくことが必要です。
自分だけの個性を開花させるためには、世間や相手に迎合しない生き方をする必要があります。
この記事では、そのことを掘り下げて解説していきたいと思います。
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国民感情に迎合せずに「自分」を貫かれたプリンセス
周りに迎合することなく「自分」を貫くことで「自分はこういう人間である」という個の本質を体現なさろうとしているお人に、秋篠宮眞子内親王がいらっしゃいます。私は、眞子さまはオールドソウルでいらっしゃるとお見受けしています。
長きに渡ってご結婚問題の渦中にあられた内親王は、ほぼ国中から批判の声が湧き上がる中、国民感情に迎合することなくご自身の在り方を貫かれました。
わがままではない
オールドソウルは決して「わがまま」ではありません。
自分の人生の責任は自分が負い、他者の生き方や価値観には干渉しない。それが成熟した人の在り方です。
それに比べ、内面が成熟しきらない人たちは他人にばかり興味や関心が行ってしまいます。自分が他者からどう思われるかを常に気にして、とくに「わがまま」だと思われることを怖れています。
閉鎖的な社会である日本では、他者に合わせて相手に迎合することで人々が処世を図ってきた経緯があります。目立たず、浮かず、空気を読んで周りと馴染むことで、周囲から攻撃されないように自分を守ってきたのです。
そういう生き方がうまく行っていた時代は良かったのです。
しかしそのような在り方は反面とても非人間的なことで、「自分らしさ」や「本当の自分」は押さえつけらてきました。つもりに積もったフラストレーションや不満は、人を屈折させその人の良さを損ねてしまいます。
周囲に迎合せずに自分の在り方を貫くことは、口で言うほど生易しいものではありません。私たちを取り巻く同調圧力とは、想像を絶するほど強いものです。
周囲に合わせたり相手に迎合するのを止めると決めたて実行したとしても、何度も自分を疑い、「私がおかしいのだろうか、間違っているのだろうか」と脳裏をよぎります。味方になってくれる人がいない中、自分で自分を支えなくてはならないような場面が何度も訪れます。
特に日本は同調圧力が強い社会ですから、自分一人だけ周囲と違うことをするということに、強い抵抗感を抱く人は多いでしょう。
しかし同調圧力に屈してしまっては「個性化」は成し遂げられません。
個性化とは周囲の思惑や感情に迎合することなく、あくまでも「自分主体の生き方」を貫くことによって、自分の個性を開花していくプロセスだからです。
親との決別
個性化のプロセスの中では、親子関係の清算も促されます。
両親と意見が対立したり、生き方について折り合わない部分が出てくることは、個性化のプロセスで乗り越える必須課題の一つです。
ここで「親と自分は別の人格を持った別の人間である」とハッキリと認識し、境界線を引いて臍の緒を切ることができれば、「親越えの儀式」は完了します。
私たち人間が生きている意味はあくまでも自分を生きるためであり、親の思惑通りの生き方をして親を満足させるためではありません。親の器よりも大きな器を持った子であれば、いずれ親の生き方のスケールを超えた生き方をせざるを得ないのです。
ぞれは必然です。
たとえいくどの失敗があろうとも、自分で選んで自分で決めた人生を生き、失敗から学び、自分で成長していくことに生きる意味があります。それを成し遂げるにあたり、親を超えていくプロセスは必須なのです。
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迎合しない生き方をするには
- 周りや世間が「どう思う」かではなく、自分はどうしたいかを考える
- 他者や相手に迎合しない(相手に合わせない)
- 相手と水平な関係を持つ(先輩・後輩などの上下意識なし)
- 何事も自分で決める
他者や相手に認められ受け入れられることで自分の居場所を確保しようとすることを止めて、自分の中に軸を持って生き始めた時に個性化のプロセスはスタートします。
常に自分に忠実・誠実であること(自分に嘘をつかない)。それを日々の生活の中で実践していくことが必要です。
- 皆が楽しんでいても自分が悲しければ泣く
- 皆が嬉しがらないことでも自分が嬉しければ喜ぶ
- 他の人が面白いという映画でも自分がつまらないと思えば見ない
- 他の人が皆お酒を飲んでいても自分が飲みたくなければ飲まない
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行動してブロックを昇華する
相手や周りと合わせるのを止めて、どんなときでも「自分らしく」振舞う強さを養っていくのです。最初のうちは「合わせない」ことに心地悪さや居たたまれなさを感じますが、それこそが昇華される必要があるエネルギー的なブロックそのものなのです。
私は、大勢の人が日本で暗黙の了解的に従っているいわゆる「マナー」も、自分が必要ないと考えればやりません。
最初は行動を起こす(世間一般のマナーに従わない)たびに居心地の悪さを覚えていましたが、その感情を感じ切って昇華し尽くした後は何も感じず自然体で自分らしくいることができるようになりました。
本当の意味で自立できるためには、癒し・浄化・統合のプロセスを経る必要があります。そして、他者や相手に合わせる生き方から迎合しない生き方へシフトするのです。
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