女性は自分の好みではないタイプの異性(ここでは便宜的に異性という言葉を使っていますがLGTBQの人はお相手のことを指します)からアプローチされると「生理的に受け付けない」という拒絶反応を示します。
「げーキモい!」ってやつです。
逆に、自分の好みのタイプの異性からアプローチされると「キュンっ」と嬉しく感じる。
この記事ではなぜそういうことになるのか、女性の本能に根差した理由を掘り下げて解説していきたいと思います。
オスは「数」メスは「質」
自然の摂理に則った生物学視点から言えば、オスの本能はできるだけ多くのメスと性交して自分の遺伝子を沢山残すことです。人間も例外ではなく、男性の行動原理の根底にはこの本能があります。
そのため、少し言い方は悪いですが「手あたり次第モテたい」という願望が男性の根底にはあります。
一方、メスにはできるだけ「質の良い」遺伝子を残そうと、自分が交わるオスを無意識的に選別する本能があります。
その上メスは一度妊娠してしまえば出産後まで身体機能が制限され、オスに身の安全を守ってもらわなければ生きていけなくなります。住居や食べ物の確保を前面的にオスに頼ることとなる。なので、目の前のオスが能力を兼ねそろえているかどうかを、本能的に察知しようと無意識が動きます。
そして、「質の良い」遺伝子を残すために自分のDNAと相性が良いDNAを掛け合わせようと無意識のうちに相手を識別しています。
つまり、 オスは「数」、メスは「質」を重視する本能が自然摂理として組み込まれているということです。
これが冒頭で書いた女性の「生理的反応」に対する答え(説明)なんです。
瞬時に本能で判断している
女性は、相手を見た瞬間から本能的に「この相手のDNAは自分と相性が良いかどうか」を判断しようと情報を集め始めます。すべては無意識で起こっていることなので、女性にそういう認識や意識はもちろんありません。
- 見た目
- 声や話し方
- 体臭
- 目
- 顔や身体的な特徴
- 相手と話したときに自分の中に湧き上がる感情や身体の反応
無意識のうちにこうした情報を総動員して、「この相手のDNAは自分と相性が良いかどうか」 、もっとハッキリ言ってしまえば「この相手とセックスしたいかどうか」を無意識のうちに判断しています。
女性が相手に対して「生理的にムリ!」となってしまう理由は、自分の本能が「この相手のDNAとは交わりたくない」と判断したと言う事で、女性はこの直感に嘘をつくことがどうしてもできません。
動物の世界を見ていてもこれは日常茶飯事的に起こっています。メスの動物は気に入らないオスがアプローチすれば威嚇して追い払ってしまいます。一方、自分が気に入ったオスとは性交して子供を産もうとする。
すごくシンプル。
もしも直感を無視して相手とセックスしてしまえば、女性の心身は大きく傷ついてしまいます。
女性は若いうちは、相手に対する自分の反応に驚き、他者をこんなに拒絶してしまう自分は「性格が悪い人」なんじゃないかと葛藤したりもしますが、歳を重ねるにつれ自分の直感を信じるように成長していきます。
女性にとって自分に合う相手を見つける一番の基準は「直感」です。
相手とお喋りしているときに、自分がどう感じているか。
楽しいとか嬉しいというポジティブな感情があって、相手と近づいても「嫌だ」という反応が自分の中に湧き上がらなければ「OKな相手」。
逆に、相手と話しているうちに疲れてきたりソワソワしたりネガティブな感情が湧き上がったり、近づきたくない(スキンシップしたくない)と感じる相手であれば「NGな相手」。
女性は誰かとコミュニケーションを取る時には、相手の反応ではなくて、自分の内面や身体に湧き上がる反応をよく観察してください。それがあなたが知る必要のあるすべてを教えてくれます。
そして、直感が「NO」と言っている相手とは付き合わない。すごくシンプルです。