ドキドキする恋 v.s. 穏やかな恋 女性が幸せを実感するために

恋愛には2種類あります。

ドキドキする恋と、穏やかな恋。

私たち女性は「運命の人」という言葉に弱いですよね。

イメージ的には、この世界のどこかに「自分にとってたった一人の運命の人」がいて、その人とは何もかもの相性が良く、出会って一緒になれさえすれば人生の問題がすべて解決されてハッピーエンド。

自分も相手も幸せになれる(に違いない)。

そんな風に思っていたりします。

ですが、大人になるにつれ、「運命の人」というものは存在していない、むしろ、日常生活で出会うすべての人たちが「運命の人」なのであり、自分の幸せの責任は他でもない自分が負っていることに気づいてきます。

本当の意味での「運命の人」とは自分自身

それとの折り合いが悪いうちは、誰ともうまくいかない

逆に、自分自身との折り合いがしっかりとついて、自分を受け入れられてさえいれば、相性の良いお相手を見極めるだけの洞察力と直感が備わるということです。

「運命の人」って、3次元世界の痛みに根差した幻想なんです。

この記事では、「ドキドキする恋 v.s. 穏やかな恋」というメインテーマで、女性が幸せを実感するために必要なメンタリティについて書いていきたいと思います。

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ドキドキする恋

恋と言えばドキドキやトキメキ。

相手を目の前にしただけで感情が高ぶって挙動不審になったり、胸が高鳴って動悸がしたり、四六時中相手のことばかり考えてしまって夜も眠れない。

それが恋の醍醐味でもあります。

そんな素敵な恋にやられてしまう気持ちは私自身すごくよくわかるし、それがまるで麻薬のような魅力を持っていることもわかります。

でも、それは実は「性欲」が刺激されているだけだったり、自信が持てない劣等感だらけの自分に自信を感じられるだけだったり、承認欲求が満たされる快楽だったり、自分の理想を相手に投影している幻想だったりするんです。

そして、男も女も、インナーチャイルドがしっかりと癒えていないうちは、同じ痛みを持った相手に無意識のうちに惹かれます。

これは3次元世界の仕組みの一つなので、仕方がありません。

「あっこの人!」と感じて強く惹かれ合う、ドキドキする、ホルモンがドバーっと分泌されて身体まで反応してしまうような激しい恋情というのは、「痛み」に根差した惹かれ合い

男も女も「愛されたい」という欠乏感から発した利己的な動機による関係なので、激しく求め合いはするものの、自分の期待通りのものが得られなかったときの不満も大きなものとなります。

そして、お互いに相手に不満をぶつけあう責めの応酬となる。

結局、ドキドキやトキメキを求める恋愛というのは、利己的なものなんです。

穏やかな恋

逆に、本当の意味で波長や気が合って長続きするような人とは、そこまで強い「惹かれ合い」を感じません。

出会ったときに「感じが良さそうな人」程度の好感はあったとしても、それ以上のトキメキやドキドキはない。

物足りない感じもし、特別惹かれるわけではない。

少し話してみたときに「あれ、意外と波長が合うかも」と思い始める。

やがて相手と自分が実はとても良く似た者同士で、多くの言葉を費やさなくてもお互いの考えていることや気持ちがわかったり、話していると気持ちが落ち着いてくる、一緒にいると「ホッとする」という感覚になってきたりします。

強い恋愛感情があるわけではないので、「この人のことが好きか?」と聞かれても即答はできない。

自分の心の動きをじっくりと確認しなければならないし、そこに感じるのは恋情よりも、安心感だったり穏やかさだったりします。

そんな感情を抱く相手に自然と「優しい気持ち」を抱き、優しさや思いやりをかけたくなる。

愛されるためにそうするのではなく、自分の中から湧き上がる自然な欲求として「相手を大切にしたい」と思う。

それがです。

今までそんな感覚を覚える人には会ったことがないので最初は戸惑うかもしれないし、「これは恋ではない、もっとトキメキが欲しい」と思うかもしれません。

でも実はこういう相手こそじっくりと愛を育んでいくことができる、長続きするお付き合いができる本当に相性が良い人なんですよね。

ツライ恋愛パターン

私たち女性は、しっかりと女性性を癒していかないとどうしてもツライ恋愛パターンを繰り返してしまいます。

  • 大事にされない
  • ぞんざいに扱われる
  • 相手の一挙手一投足に振り回される
  • 感情の浮き沈みが激しい
  • 彼が自分を愛しているか不安でたまらない
  • ついつい彼の愛を試すようなことをして距離を置かれてしまう

そんな相手に執着してしがみ付き、「いつか」相手が変わってくれるだろう、「いつか」大事にしてもらえるだろう、「いつか」・・・と淡い期待と幻想を抱きながら気持ちを切り替えて前へ進むことができない。

それは、自分の中にまだ癒えていない見捨てられ不安があったり、自己価値感が低かったり、自尊心がなかったりすることが原因です。

そして麻薬のような一時的な快楽(恋愛感情)を与えてくれる相手から離れられずにパターンを繰り返し続けます。

この段階ではまだ、「自分」よりも「他者(相手)」を選んでいる状態です。この状態でいくら愛されようと努力しても、その努力が実を結ぶことはまずありません。

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自分を大切にできる女性

一方、自分自身の癒しに取り組み、健全な自己肯定感、自己価値感、自尊心をしっかりと持っている女性は、「あっこの人はダメだ」と思った瞬間にサっと見切りをつけ、気持ちを切り替えて前へ進むことができます。

今回はたまたま相性が悪かったけど、自分は魅力的な女性であることを知っているし、自分に合う人は他にいくらでもいるとわかっているので、切り替えが早いのです。

もちろん、彼女もしっかり傷ついています。一度は好きになった相手と一緒になれないこと、相手が自分をそこまで好きではないことに傷ついていますが、その痛みも受け入れ、その上で自分で自分の魅力と価値を認め、自分を大切にする選択と行動をとることができるのです。

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幸せな恋愛をするために

  • 今の自分の価値を認めてくれる人
  • 今の自分の魅力を認めてくれる人
  • 今の自分を受け入れ大事にしてくれる人
  • 自分に好意を寄せてアプローチしてくれる人

その中で、自分の気持ちが自然と動いた人を選びお付き合いするんです。

それができるためには、自分を受け入れること、許すこと、大切にすること、愛すこと。

他者から受け入れられること、許されること、大切にされること、愛されることを求める前に、自分で自分に対してそれが出来ていることが、幸せな恋愛をする上では大前提となります。

すると、自分を本当に愛して大切にしてくれる人は一体誰なのか、よくわかるようになってきます。

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