今さら言うまでもないことですが、時代は今激動に入っています。
今までの抑圧的で鬱屈したエネルギーが取り除かれ、人間本来の(潜在)能力を開花できる環境がものすごいスピードで実現されてきています。過去20年では考えられなかったほどのスピードで、外側の世界も、そして人間の内面世界も変化を遂げていると感じています。
このような時代に、うまく波に乗って上昇していける(アッセンドしていける)人はどんな人かと言うと、「自分と向き合うことができる」人です。
一方、このような時代に生きづらさや苦痛を感じやすいのはどんな人かと言うと、「自分と向き合うことから逃げ続ける」人です。
わかりやすいように例を出していきます。
自分と向き合える人
A子さんはとても寂しがり屋で、恋人からの連絡が少しでも途切れると不安になってしまいます。
もしもA子さんが「自分と向き合うことができる」人であるならば、「なぜ私は恋人からの連絡が途切れるとこんなに不安になるのだろう?」と自問するところから始めます。
結論から言ってしまうとA子さんの中にある「見捨てられ不安」が刺激されているからなのですが、真摯に自分と向き合うことができるA子さんは、周囲のヘルプやサポートを得ながらいずれその真実にたどり着くでしょう。
そして何等かの手段を使って自分の内面に残っているまだ癒されていない「見捨てられ不安」を癒すプロセスに着手するでしょう。
実にこれが根本的に問題を解決できる唯一の方法なのであって、それをクリアしたA子さんはやがてまったく別な感じ方をする自分に成長し、のびのびと自分らしさを開花できる生き方ができるようになっていくはずです。
自分と向き合えない人
一方、もしもA子さんが「自分と向き合うことから逃げ続ける」人であるならば、自分の感じ方を自問する代わりに、「なぜ恋人は私を放ったらかしにするのだろう?」と、自分以外の誰かに意識が向かいます。
自分の感情や感じ方の責任を誰かや何かのせいであると考えているので、どうしたら相手や世の中を自分の思い通りに動かせるのか?という方向にしか思考が働きません。
恋人を責めたり、もっと構ってくれるように懇願したり、あるいは「もっと愛されるために」涙ぐましい努力をしたりするでしょう。
もしくは「ポジティブ思考」を使ってネガティブなことは考えないようにして、外出や趣味を増やしたりするかもしれません。
自分と向き合って成長していくよりも、相手を変えようとする方が楽です。ですがそれは依存ですし、自分以外の誰かや何かが幸せにしてくれると信じている以上、自分の足で人生を歩むことはできません。
いずれにしても、内面に残っている「見捨てられ不安」は手つかずのままなので、根本的な問題解決には至りません。これからも、外側の世界の何かや誰かの言動によって見捨てられ不安が刺激されれば、強い不安感を感じていずれは抗不安剤などを使うようになるかもしれません。
自分を知ること=世界を知ること
ありとあらゆる感情と向き合うことでしか、「自分」という人間を知ることはできません。表面的な部分をざっと見るのではなく、心のレイヤーを深いところまで掘り下げないと、潜在意識に埋もれている本質へはたどり着けないのです。
今の時代、潜在意識が掘り起こされるような出来事が目白押しで押しよせています。それを自分を知るためのチャンスと捉えて自分と向き合うことを通して上昇(アッセンド)できるか、それとも自分と向き合うことから逃げ続けてその結果を自分が受け取るか、選択は常に自分の手中にあるのです。
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