日本の風物詩「新社会人」に見る日本の問題

4月に入って一週間が経ち、私が今まで気づかなかったことに気づくことが多くなりました。

私は20数年に及ぶ海外生活を終えて数年前に日本に戻って来て以来、自分のアセンションのプロセスを通過するので精いっぱいで、あまり周囲を観察する余裕がなかったように思います。

札幌に来て二度目の4月を迎えたわけですが、先週から急に街に「新社会人」と呼ばれる人たちが溢れたのを目撃しました。

彼らは一目で「新社会人」だとわかります。なぜなら全員同じ格好をしているから。

札幌特有の現象なのか、それとも他の街でも同じなのかはよくわかりません。皆一様に紺色のスーツに黒い靴を履いてベージュのトレンチコートを着ています。

「それって制服と何も変わらないんじゃ?」と思ったりするのですが、一様に同じ格好と髪型をした人たちが群れを成して歩いている光景はある意味圧巻で、私のような人間はどうしても「共産主義」を連想してしまうのです。

同じ服、同じ髪型、同じメイクに同じ顔

北朝鮮の様子を写した写真を思い出したりするんですよね。

無難ということに拘る日本人のメンタリティ

結局その格好が新社会人にとっては一番「無難」だと皆が認識しているということだと思います。

日本は「出る杭を打つ」社会なので、「他と違う」ことがあると目立ってしまい、それは嫌だという人が多いんでしょう。

私が暮らして来たアメリカやオランダ、香港などでは、まず「皆が一斉に卒業」ということがありませんし、「皆が一斉に入社」ということもありません。学校を終えるタイミングは皆まちまちですし、仕事に就くタイミングも違いました。

なので、「皆一斉に就職」ということがそもそもないわけです(もちろん多少はかぶる人たちはいるけれども)。

そしてみんな同じ格好をして同じ髪型をして働くということもない。

日本でも、数か月もすればそれぞれ自分の好きな恰好へとシフトしていくのでしょうけど、とにかく最初は「他と同じであること」に安心する傾向がこうも顕著に出る社会は世界でも珍しいと思っています。

個性化を進めるオールドソウル

私が観察したところ、「他と同じことを良しとしない」人たちは、一様に内面の成熟度が高い傾向にあります。

つまりオールドソウルたち。

彼らは社会にルールや規範を押し付けられることを嫌い、他と同じになることを嫌い、あくまでも「自分らしい」ことに拘ります。

「他からどう見られるか」よりも、「自分がどうしたいか」で行動を決める

最近ではオールドソウルの方たちは、日本の「皆一列に同じ」風潮に合わせるのが嫌で自由度の高い職業や企業を選ぶ傾向が強まっていますね。

逆に、「他と同じであること」に安心感を得る人たちは、魂年齢が比較的若い人たちです。

まだ「個」がしっかりと確立できてないので、その他大勢に埋没して同じであった方が快適だと感じたり、誰かや何かの言う事に従っていた方が楽と感じる傾向が強いです。

そうした人たちは「他と違う」ことを怖れ、自分も「他と同じ」になりたがります。流行の服や髪型に合わせ、メイクやファッションは自分オリジナルのものよりも「みんながやっている」ものを求めたりします。

日本社会の魂の平均年齢は比較的若いと私は感じています。日本は個の対極にある「集団」に対する偏りが強い社会で、集団の利益が優先されて個や自我を消したり押し殺したりできることが良しとされる社会的風潮が長くあるからです。

それが悪いという訳ではありませんが、いつまで経っても成長しない社会は内部が淀んで来ます。

30年間成長がない日本社会

私が初めてタトゥーを入れたのは1995年、21歳の時でした。

その時から今に至るまで、日本の温泉やエステでは「タトゥーお断り」の張り紙があることは変わっていません。

最近もサウナに行った友人から「タトゥーお断り」の張り紙があったと聞きました。

27年間変わらない、成長がない社会は息苦しいを通り越して窒息していると私は感じるのです。だからこそ私は自分のタトゥーは隠さないし、夏になれば腕も脚も全開で歩き回るのです。

比べて世界で一番魂の平均年齢が高い場所はいつも言う通り北欧3国(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン)です。

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