頭と心を適切に結んでいく課題

アセンションのプロセスにおいては、「ハートに聞く」ということが盛んに言われます。

わかりやすく言い直せば、自分の本音を知り、それに従いながら生きられるようになること。つまり、やりたいことをして、やりたくないことはせず、自分の好き嫌いに忠実に従いながら生きていくという事。

ですが、同調圧力が強く、べきべき、ねばならないという規範意識がことのほか強い日本の社会において、本音に従いながら生きられている人はそれほど多くはないのが現状です。

大昔より村社会だった日本では、個を押し殺して全体で合わせることで共存を図ってきたからで、現代社会においてもそのメンタリティが残っているのです。

本来の自分を生きられない日本人

「べきべき」「ねばならない」という規範意識に則られていつでも物事の「正解」や「どうすることが正しいのか」を探しながら生きるような生き方は、心(ハート)主導の生き方ではなくて頭主導の生き方です。頭で考えた「正しい生き方」を自分に強いてしまっている。

和(協調)を乱さないように、波風を立てないように、周囲に馴染むように、嫌われないように、社会や世間に受け入れられるように・・・

そういう心配ばかりして、それに沿って生きている。そして、幼少期から今までに負ってきた数々の心の傷が原因で、様々な自己防衛機能や機能不全パターンを形成してしまっている現代人は、自分の本当の気持ちとそうでないものを勘違いしてしまっている人が大勢います。

お酒が大好きで毎日飲まずにはいられないというのは単純に「依存症状」であって本物の「好き」ではありません。「趣味はゲーム」と仰る方もいらっしゃいますが、ゲームに没頭するのは単なるエスケーピズム(現実逃避)でしかありません。

本当の趣味はもっとクリエイティブで、自分の世界観を思い切り体現できるようなもののことを指すのです。アートや音楽、ダンスや芸能などです。

本当の自分を生きられるようになるためにはまず、癒しと統合に取り組みながら数々の依存症状を乗り越え、本来の自分を取り戻す必要があります。

頭の機能を理解して使いこなす

その上で、自分の本音と本心にしっかりと繋がり、頭を使いこなして、本音に従いながら生きる術を学んでいくのです。

頭(脳)の本来の機能は「思考すること」「考えること」です。

しかし、日本人の多くはこの機能を完全に間違った方向へと使ってしまっている。つまり、どうやって自分を押し殺して周囲に合わせるか、どうやって危険や恐れを回避するか、どうやって保身しながら社会の中で「うまく」やっていくかなど。

今ここで私たちは頭の使い方を一度徹底的にリセットし、「どうやったら自分の気持ちや本音に最大限従いながら生きていけるようになるのか」を考えるように、脳の回路を組みなおしていく必要があるのです。

恐れを乗り越える

本音や本心に従うのが難しい最大の理由は、「恐れ」です。私たちの中には様々な恐れが入っていて、その力はとても大きいために、本音に従えないことが多い。

まずは怖れを乗り越える課題をこなす必要があります。その上で、頭と心の仲直りに取り組む段になります。

頭は常に恐れベースで、心に対して冷たい態度で生きてきました。

例えば、こういうことを仰る方がいます:

「本当はやりたいことではないけれど、短い時間で効率的にお金を稼げる仕事はこれくらいしかないから、我慢してやってるんです」

典型的な頭の言い分です。

頭は頭なりに自分のためを思った対策を考え出しているのですが、問題は、それが心にある本音を無視したものであることがほとんであるということ。

「本当はこんな仕事今すぐにでもやめてもっと自分が楽しめることを探したい」と心で願っていたとしても、「でも、この仕事が一番効率的に稼げるから今はこれでも仕方ないんだよね」と理屈をくっつけて心の声を封じ込めてしまうのです。

そうやって気づけば何年も経っている。そのようにして過ごすには、人生はあまりにも長すぎるし、また短すぎます。

ワーク1:自分の本音を知る

まずは心の言い分をしっかりと聞いて、何が自分の本心であり本音であるのかをしかと認識することが必要です。

わかりやすくするために、私の例を出します。

私は先日、Aさんという人とできるだけ関わり合いになりたくないな、と思いました。Aさんに対する不満や怒りが湧き上がりどうしようもない時があったのです。

そこで、ある日時間をとって、自分の本心と本音を探るワークを行いました。

質問:Aさんと関わらずに済むとなれば、どんな気持ちになるだろうか?

→ ホッとする、安心する

質問:それはどうして?

→ ストレスがなく、楽しく時間を過ごせるようになるから

本音・本心1:私はストレスなく楽しく時間を過ごせるようになりたい

質問:ストレスなく楽しく時間を過ごせると、どうしていいの?

→ 幸せだから!

本音・本心2:私は普段の生活において「幸せ」になることを求めている

ここまで分かれば後はもう本音と本心に従って行動していくだけです。

つまり、自分にとってストレスになる人とは関わらず、自分の幸せを実感できる人やことに取り組みながら生活する工夫をすること

そのときに出てくる「誰とでも仲良くできる人が大人」「社会人たるもの波風立てずに表向きうまくやるべき」などという頭のいうことは無視して、頭をもっと別な方向へ使うことにフォーカスをシフトさせるのです。

「どうしたらAさんと関わらないようにできるか」「自分にとってどんな人がストレスでどんな人は楽しいのか」「どういうことをすると自分は気分が良くなるのか」などを考え、望む状態を作り出す方向へと頭を使っていく。

これが本来の頭の使い方です。

こうして頭(男性性)が心(女性性)を満たす方向で動き始めると、人生は次第にスムースに展開し始めます。自分の望みが叶いやすくなり、自分の望みに合っていない人やものは自分の世界から自然と剥がれ落ちていくようになります。

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