私たち人間は、本当は自分が望むことを自由に実現できる素晴らしい力をもった存在(創造主)です。3次元世界は言ってみればそれをするための「遊び場」なんですよね。
しかし、「現実問題」として、人生は自分の思い通りに行かないことが多すぎると、私は思っていました。
それはなぜなのか?
考えた末にわかってきたこと:
- 魂の傷が癒えていないから
- 無意識に生きているから
理由は主にこの二つです。
実際にはカルマが絡んできたり、もう少し複雑ではありますが、話をわかりやすくするためにここではそれらには触れないでおきます。
願いが実現しない理由
魂の傷が癒えていない

魂の傷が癒えないは、私たちは様々な「パターン」に縛られながら生きざるを得ません。
輪廻転生を通して「大切な人を理不尽に奪われる」口惜しさと悲しみを沢山経験してきた魂は、今回の人生でも「大切な人を理不尽に失う」を経験します。「信頼していた人に裏切られる」口惜しさと悲しみを沢山経験してきた魂は、今回の人生でも「信頼していたのに裏切られる」を経験します。
繰り返すのは「現象」ではありますが、要因と原因は魂にわだかまったまま残ってしまっている「感情エネルギー」です。
ある時点で魂の癒しに本格的に取り組んで、自分の中に残る痛みを癒す(抑圧されている感情をすべて解放しきる)ことができれば、パターンは解除されます。
無意識に生きている
- 意図がハッキリしない
- 自分の本望がわからない
意図がハッキリしない

無意識で生きるとは、「自分の意図をハッキリと持たずに生きる」ということです。
例えば、自動操縦機能の付いた車にハッキリと行先を告げず、「適当にドライブ」と注文しても、メカはその指示を理解することができませんね。人間ではないので、「〇〇丁目△番地まで行って」と詳細に伝えなければならないわけです。
10年後にあなたはどこで誰とどんな生活をしていたいですか?どんなことを仕事にしている?どんな趣味を持ってどんな人たちと付き合っていますか?この質問をされて、頭の中が「?」でいっぱいになってしまうのであれば、「無意識で生きている」ということです。
つまり、「行先」がハッキリとわからないまま潜在意識の自動操縦に自分の人生を任せてしまっているということ。
10年先でなくても、例えば、「来月」あなたはどんな過ごし方をしたいのか、すでに決めていますか?
私もそうだったのですが、「来月何があるかわからないし、状況も変わるかもしれないし、自分の都合だけでなく相手の都合もあることだから」という意識状態で、とりあえずスケジュールは「空白」のままだったりするわけです。
これは「自分はこう生きたい」という「主体的」な意志のない、他軸の生き方そものに他なりません。
「来月はこういう過ごし方をする」「10年後にはこうなっている」というハッキリとした指針や方向性がきまっていなければ、潜在意識はとりあえず「過去のパターン」を繰り返し具現化するだけです。
それは、状況や他者の都合なんてお構いなしでよいということでは決してないのです。
そうではなく、自分が「こういう風に生きる」と決めてその自分で振舞っていれば、必然的にその状況を具現化するために必要な人々や現象や物が自分の周りに集まってくるということなんです。
例えば、私は大の猫好きで、猫が嫌いな人や猫アレルギーを持っている人とはパートナーにはなれません。それをまず先に決めてしまえば、「好きなった相手が猫アレルギー持ちだった」という現象は、私の人生ではもはや起こりようがなくなります。
なぜなら、私の意識の中にその設定が最初からないから。
人間の潜在意識は「相手や状況の出方待ち」で「何となく」「漠然と」生きているだけだと、人生は「曖昧とした漠然とした」ものにしかなりません。
自分の人生を思い通りの人生を生きたいと思うのであれば、自分がこの人生の主人公(マスター)であるという意識をハッキリと持ち、自分がすべての事柄の手綱を握る必要があるのです。
- 自分は人生で何を経験したいのか
- 10年後にはどこで誰と何をしていたいのか
- どういう恋愛をしたいのか
- どういう仕事をしたいのか
- どういう経済状況を実現させるのか
など
こうしたことを詳細に渡って知っていて、かつ、それを潜在意識を通して宇宙にオーダーできる必要があるわけです。
そうでなければ、適当にレストランへ入ってハッキリとしたオーダーも出さずに、出てきたものに文句があっても諾々と受け入れて我慢しながら食べ続けるような人生になってしまいます。
自分の本望がわからない

自分の本望がわからないというのは、かなりよくある理由です。
例えば、多くの人は「資格取得」を目指すかもしれません。けれど、資格を取ってしまったその後に燃え尽きてしまったり、次の目標が見つからなかったり、何とも言えない閉塞感に苛まれたりします。
理由は、「資格を取る」ことは、本当に自分が望んでいることではないからです。
多くの人は、劣等感や無価値感を感じなくても済むために、資格を欲しがります。あるいは、将来の不安を無くすための安全パイとして資格を欲しがる。いずれにしても、求めているのは「恐れの回避」であり、怖れを動機とした願望である以上、本当の充足感や満足感を永続的にもたらすものではないからです。
私たちは、幸せになりたかったら、自分が本当に求めているものを知り、それをダイレクトに求めなくてはなりません。
ではどうしたら自分の本望を知ることができるのか?
ヒントは自分の感情の中にあります。感情を丁寧にひも解いていくことによって、本当の望みがわかるようになります。
感情の掘り下げ方については今まで何度も書いてきましたのでここでは割愛します。
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具現化のプロセス
具現化のプロセスをざっくりと説明すれば以下の図のようになります。

まずは①自分の波動(意識が発している周波数)ありきです。
それがコンスタント(断続的)に②「5次元の情報場」へ届き(潜在意識を通して宇宙にオーダーが出される)、
情報場の情報が③時間の経過とともに3次元(現実世界)へ現象として具現化される、という流れです。
なので、「一体自分はどういう意識状態で生活しているのか」が最重要となるわけです。
例えば、自分の中に「どうせ私は愛されない」という強い思い込みを持った人がいるとしますよね。思い込みが事実であるかどうかは関係なく、「どうせ私は愛されない」という前提のもとに生活しているので、その波動がコンスタントに宇宙へ届けられています。

「どうせ愛されない」という情報を受け取った宇宙は、実直なまでに「どうせ愛されない」現実を3次元世界へ具現化します。
もしもこのパターンが嫌な場合(もうこんなのウンザリ!)、まずは自分の中に癒えていない傷があることをしっかりと認識し、そこを癒すことを通して自分の潜在意識を浄化して書き換えていく作業が必要になってきます。
「どうせ自分は愛されない」と思い込むに至ったプロセスを意識化し、それは大きな誤解であったこと、愛されないと思ってしまったときの心の痛みを癒し、「愛されるのが当たり前の自分」へと、内面的な成長と変化を遂げるのです。

新しい自分(愛されるのが当たり前の自分)で暮らしているうちに、やがて②5次元の情報場の情報が変わり、③時の経過とともに3次元世界に「常に愛される現実」が具現化されてきます。
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