「縁がない」という事実を受け入れること

私が観察したところ、日本には、「縁がない」という事実を受け入れられない人がかなり沢山いらっしゃるように思います。

日本以外の国では、人々は割とドライでサバサバしていて、「ダメなものはダメ」ときっちり線引きができる人が多いです。

「縁がいない」とは、相性が悪い、合わない、住む世界が違う、接点がない、など、様々な要因で両者の間に「乗り越えられない壁」がある状態を指します。

中には相手に対してまったく興味や関心がわかないこともあります。例えば、私は南アメリカやアフリカとは縁がないので、興味や関心がほとんど湧きません。訪れたいとも思わない。

私にとって猫は人生に欠かせない大切な要素なので、猫アレルギーがある人や猫が苦手な人とは一緒に暮らすことができません。友達にはなれるかもしれないけれど、パートナーや同居人としては「縁がない」。

それから、完全インドア派な私にとって、キャンプや登山やBBQ大好きというアウトドア派の人たちも、友達としてもパートナーとしても「縁がない方」たちです。

どちらが良い悪い、正しい間違いということではなく、タイプが正反対だったり、絶対的に譲れない・受け入れられない要素があるために、折り合うことが難しい関係のことを、「縁がない」というのです。

それは受け入れるより他ないことです。

にも拘わらず、縁のない相手に執着してしまう人が多いことを、日本で数々目撃してきました。

その原因は、あまりにも自分のことを知らなすぎるか、物事の本質を見極められない人が多いからだと考えています。

普通に考えて、子供が欲しい男性と、子供を産めない女性では、縁がないことは明らかですね。それは誰のせいでもなく、単に相性が悪いというだけの話。子供が欲しい男性は、同じく子供を産みたい女性と一緒になればいいし、子供が産めない女性は、子供は要らないという男性と一緒になればいいだけの話です。

けれども、その事実をありのままに受け入れることができずに、変に相手に執着して離れられなかったり、あるいは自分や相手を責めて泥仕合になったりしているケースは、相当自分たちのことが見えていないか、あるいは自分に自信がないかです。

縁がないとは、圧倒的な負け戦です。まるで勝ち目がないのだから、最初から参戦しない方がいい。それは、自分と相手の心を守るためにも必要なことだと、私は思います。

縁がないことを受け入れ、相手に対する執着を手放せるようになるためには、とにもかくにも、自己肯定感を上げていくしかありません。

自分と相手とはたまたま縁がなかったけれど、合う相手は必ずいるという信念を持って、前に進むことです。


百瀬 章子 

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。​


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1973年長野県生まれ。約20年に渡り5か国に暮らしながら心理学、形而上学、精神世界を学び実践してきた。2018年に自身の経験をシェアしたブログを開設。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たち、自分らしく生きたいオールドソウルたちの個性化のプロセスをサポートしている。

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