最近の若い人はなぜ「そう」なったのか

今年(2022年)6月に、政府から「若者のデート離れ」を示すデータが発表されて各方面から反響があったようです。

「若者がデートしない」というデータの根拠とその妥当性については、各誌がそれぞれ論じていますのでこの記事では書きません。

私が書きたいのは、以下の記事に書かれていた内容です。

若者のデート離れを加速させる「ゼロリスク志向」

近頃の若い人の特徴をよく捉えている内容だと思うので、興味がある方は是非読んでみてください。

若い人の特徴

記事の内容をかいつまんで書くと、以下のようです。

最近の若い人の特徴:

  • 自己肯定感が異様に低い
  • 自分に向けられる他者の感情に異様なほど敏感
  • 空気を読んでそれに従うことで処世を図る
  • 極度の安定志向
  • 失敗したくない「リスクゼロ」志向
  • チャレンジしない
  • とにかく自分に自信がない

この記事を読んで、私が普段生活の中で感じていた疑問が氷解しました。

私は私生活においては、なぜか20歳~25歳の方と接する機会が多いです。親しくしている人たちはだいたいこの年齢。

彼らに共通しているのが、上に挙げた特徴です。

とにかく異様なまでに世間体や他者の目(他人からどう思われるか)を気にし、「自分らしく」振舞うことなど考えたこともない。世間で流行っているメイクやヘアを徹底的に真似して、自分だけ浮かないようにする。一人ひとりの個性について考えたことはない。一度でも失敗すると立ち直れず、これ以上自分が傷つかないように無関心を装い、二度とチャレンジしないことで自分を守ろうとする。恋愛で傷つくと「二度と恋愛したくない」と思う人は多く、セフレはいてもステディな恋人は持たない人が増えている。

こんな感じです。

「不思議だな」と思うのは、これだけ「個性」が叫ばれる現代にあって、なぜ?「若者」は私たち世代よりも「没個性」かつチャレンジしないのか?ということ。

1970年代生まれである私の世代は、日本がまだまだ同調圧力にどっぷり浸っていた時代に育ちました。協調性と言われて個の利益を押し殺し、全体に合わせられることこそ美徳という価値観が支配していた時代です。

その時代に育った私たちが「没個性」になるのはある意味納得できるのですが、「個」を大切にと言われて育ったはずの世代が、私たち以上に「没個性」になってしまったのはなぜか?

過去20~25年と言えば、私はほとんど日本に居なかったので、一体日本でどんなことが進行していたのかよく知らないのです。

でも、今の20代前半の親世代は、私の世代ですよね。

つまり、私の世代に育てられた日本人は、世界の中でも際立って自己肯定感が低く自分に自信がない人間になってしまっていて、かつ没個性ということです。

怖れに根差した子育て

ではなぜ?日本ではそのような人間が大量生産されているのか?

考えてみた結果、簡単に言ってしまえば「恐れに根差した子育て」の結果ではなかろうかと思います。

私たち70年代生まれは、第二次世界大戦後の平和な時代に生まれ、日本がどんどん経済成長を果たして行った20年間に育ちました。私たちの親世代(団塊世代)に比べて格段に同調圧力の影響を強く受けている世代なんです。

その70年代生まれ組が親になったとき、必然的に子育てに自分の恐れを投影してしまった結果が、今の20代前半の若い人たちのありようだと、私は考えています。

「他と比べながら」育てたことも、「没個性」が大量生産される大きな要因の一つでしょう。

協調性を重んじる

他と「足並みを揃える」ことで集団の中で処世を図ることが「協調」であり、他と違うことをしない、一人だけ浮かないことが生きる上での至上命題になっている人が多いです。

特に70年代に生まれた世代は「人と違うことをする」ことに対する恐れが強い。その世代が子育てをすれば、必然的に「人と違うことは恥ずかしい」と教える子育てにならざるを得ないでしょう。

日本のような全体主義の文化の中では、他とは違う自分らしさを感じる度に「自分は何かおかしいのではないか」と自己否定せざるを得ず、それが原因で自信を持てない人が多いのです。

当たり前のことかもしれませんが、「自分らしさ」を開けば開くほど、「世間一般」からは外れていきます。なぜなら、私たち人間は、本来一人ひとり全く別な人間だから

あまりハッキリと自己主張せず、ネガティブ情報は出さないようにして、「清楚系」な外見をしている女性はモテると、皆が認識している社会の中で、ハッキリと自己主張してネガティブ情報を恥ずかし気もなく晒し、髪もファッションも自分がやりたいようにやっている女性は、「浮き」ますよ。

でもそれが本来人間のあるべき姿なんです。

他では類を見ない没個性文化

私は、若い人は皆同じに見えてしまいます。歳をとると人間の顔の区別がつかなくなるといいますが、それとは少し違うんです。

イメージ的にはこんな感じ↓

この写真に写っている人たち、私には見分けがつかないんです。

同じ髪型、同じメイク、似たような服を着ているので、まったく「その人らしさ」がありませんよね。

男性も同じです↓

ここに映っている人たち、みんな似たようなイメージなので、一人ひとり自己紹介されても記憶に残らないんですね。

みんなそつなく空気を読んで、相手に合わせ、自分を出さず、「いい子」が多いです。

外見が皆同じになってくるということは、内面も皆同じということです。つまり、「自分らしさ」とは何かが分かっていない人が大多数。「自分らしく」あろうなんて考えたこともない、という人たちばかりです。

私は、若い世代の人たちをこそサポートしたいと思ってこの仕事を始めました。

ですが実際には、若い人の方が個性を出して生きることに臆病で、世代が上がれば上がるほど個性的な人が多いという実態を目の当たりにしています。


当サイトは、「本当の自分」を取り戻したいという意志を持つ若い方を応援しています。

「嫌われたくない」という恐れを乗り越えることで、唯一無二の自分の個性を開花させながら生きる生き方をサポートしています。

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百瀬 章子 

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。​


© 当サイトの文章およびロゴや商標の著作権は百瀬章子が所有しています。許可なく無断転載することを固く禁じます。

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1973年長野県生まれ。約20年に渡り5か国に暮らしながら心理学、形而上学、精神世界を学び実践してきた。2018年に自身の経験をシェアしたブログを開設。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たち、自分らしく生きたいオールドソウルたちの個性化のプロセスをサポートしている。

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自分らしい人生を創りたい方向け、創造プロセスの手順・姿勢・精神についてわかりやすく解説された良書。

自分をしっかり受け入れて折り合いをつけたい人におススメ。

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