3次元で愛だと思われているのは単なる「痛み」

たまたまネットで見かけた記事ですが、いい機会なのでシェアしたいと思います。

まずは下のリンク記事を読まれてから、この記事を読まれると内容がよくわかるかと思います。

「一発で妊娠しやがって」…「好きな人」がクズ彼氏と付き合っている30歳男性の「異常すぎる覚悟①」

「一発で妊娠しやがって」…「好きな人」がクズ彼氏と付き合っている30歳男性の「異常すぎる覚悟②」

私はこういう記事を読むと、絶望感すら覚えるのです。

3次元世界では痛みや恐れに根差した依存し合い、共依存関係のことを「愛」だと錯覚している。なんてはなはだしい思い違いだろうと思う訳です。

愛と愛ではないものの違い

なぜ私がそこまで言い切れるのかというと、私は上のリンクの記事内容を読んでも、ちっとも嬉しい気持ちやハッピーな気持ちにならないからです。

そこにあるのは悲痛さだけ。

悲痛さとは、「悲しい痛み」と書きます。

こんな感じ方をするものは、愛ではあり得ません。

本物の愛であれば、見ている側に嬉しい、楽しい、優しい、穏やか、包まれる温かさというような、なんとも安心感のあるホッとした感じ方が必ずあります。

二人とも共依存者

この記事に出てくるのは、典型的な機能不全の男女です。

女性は女性で複雑な幼少期に形成された心の傷が癒えておらず共依存で、男性も男性で同じく幼少期の心の傷が癒えないまま大人になった共依存です。

同じ傷を持った者同士が傷の舐めあいをしている共依存関係でしかありません。

自分がなさすぎる女性

まず、女性は女性で「自分がない」ので、常に誰かに依存していないと生きていけません。一人では絶対に立てない人です。

たとえ相手と相性が悪く(縁がない)ても、諦めて前へ進むことができません。唯一前へ進めるときは、他に依存する対象が見つかった時だけです。

深刻な自己不在なので、自分が「主体的にどうしたい」というものはなく、常に相手の出方待ち。状況待ち。流されて振り回されて生きる他ありません。

彼女が最終的に陥った状況(ろくでもない男の子供を妊娠し、大切にされない、モラハラ・パワハラな結婚生活)は、すべて彼女自身の身から出た錆です。

そんな男を選んだのも自分、避妊しなかった・もしくは避妊に失敗したのも自分、妊娠したら「産む」という選択をしたのも自分、ろくでもない男と結婚すると決めたのも自分。

すべて彼女自身の選択です。

その自覚があれば「自分で自分の人生の責任を負おう」という姿勢も出てくるはずですが、彼女は「流されるまま」にすべてを選んでいるので、「自分でそれを選んだ」という認識が皆無です。

そのため、自分の人生を生きているという自覚に乏しく、何かあれば他者に依存して助けてもらう以外に術がないと思い込んでいる。

これが彼女の問題であり、人としての成長課題でもあるわけです。

つまり、彼女が人として成長できるためには、自分をしっかりと持つことを学び、自分の人生の責任は自分にあることを自覚し、意識的に「自分はどうしたいのか」という意識を持って選択を行い、その結果はすべて自分が引き受けて生きるという腹を括ること。

それ以外に彼女が人として前進できる道はないわけです。

世話をすることで自分を感じる男性

ところが、同じく共依存の問題を持った男性は、問題を抱えた女性を放っておくことができません。

「誰かのお世話をする」「他者の問題の尻ぬぐいをする」ことで居場所を確保して生きてきた人なので、この女性のように自分で自分の問題を解決できず、自分に依存してくるような人に魅力を感じてしまうのです。

「必要とされている」「オレが誰かの役に立っている」という感じ方はとても甘美で麻薬的ですらあり、逃れることができません。

男性はこの女性を「愛している」と思っているかもしれませんが、それは錯覚に過ぎず、彼が執着して魅力のとりこになってしまっているのは、この「機能不全の関係と状況そのもの」なのです。

皮肉なことに、彼が「すべてをやってあげて」いるせいで女性はいつまで経っても自分の問題に向き合う必要がなく、「人間として成長する機会がもてないまま」時だけがすぎて行っているのです。

本当に相手のことを想うのであれば、心を鬼にしてでも放っておく必要があります。自分の問題は自分で解決しなければ、人間としての成長などあり得ないのですから。

しかし共依存の人は、他者のお世話をする(自分が問題を解決してあげる)ことに自分の存在価値を見出してしまっているために、他者の問題を放っておくことができないのです。

こういうタイプの男性は、しっかりと自立した問題のない女性には魅力を感じません。自分の出る幕がないからです。日曜大工を頼まれた、買い物を頼まれたくらいでは、「自己価値」を感じるには不十分で、自分の中にある癒えない承認欲求を満たすには十分ではないからです。


二人の関係は愛でも何でもない、同じ傷を抱えた者どうしが磁石の原理で惹かれ合っているだけの機能不全の関係です。

それを「愛」だと勘違いして、「そんな形の愛もある」なんてまとめてしまっているのが三次元意識なんです。

少なくとも、このブログの読者の方であれば、こんな機能不全の関係はすぐに見抜けることを願っています。


百瀬 章子 

1973年長野県生まれ。20年以上に渡り海外5か国に暮し働きながら、心理学、宗教学、人智学、形而上学(メタフィジカル)などを学び実践してきた経験を持つ。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たちの覚醒の支援・サポートを行っている。​


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1973年長野県生まれ。約20年に渡り5か国に暮らしながら心理学、形而上学、精神世界を学び実践してきた。2018年に自身の経験をシェアしたブログを開設。現在は国内外のアセンションのプロセスにある人たち、自分らしく生きたいオールドソウルたちの個性化のプロセスをサポートしている。

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